量子コンピュータが人工知能を加速するの表紙

量子コンピュータが人工知能を加速する

西森 秀稔, 大関 真之

出版日: 2016/12/9

出版社: 日経BP

ページ数: 192ページ

最終更新: 2023年4月11日

人気スコア: 218

どんな本?

本書は、ノーベル賞級の発見とも評される「量子アニーリング」という画期的な計算原理に基づいた量子コンピュータについて、その原理から人工知能(AI)への応用までを、開発者本人である著者が平易に解説した入門書です。量子力学を用いた計算方法の基礎から、特に機械学習やディープラーニングといったAI分野でどのように活用できるのかを具体的に説明します。Googleやアメリカ政府、NASAなどが開発競争に参入し、活用を開始している最先端技術の核心に触れることができます。日本の研究が世界をリードするための道筋も示唆されており、将来の技術動向を理解し、AI開発や研究の新たな可能性を探求したい研究者、エンジニア、学生にとって、最先端の知識と将来的な技術応用のヒントを得られる必読の書です。

この本に言及している記事

Q

SE 2年目で読んだ技術書45冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2023年4月11日
"量子アニーリング方式のビジネスパーソン向け日本語書籍として、現時点で最も詳しい一冊。2016年発刊のため最新成果は含まないが、歴史、原理、論文リファレンスが豊富で、量子アニーリング学習の起点となる。古典コンピュータに対する優位性の主張は誇張気味だが、ビジネス応用を検討する上で、その可能性を具体的に知ることができる。技術者向けの詳細な書籍と併読することで、より深い理解が得られる。"