ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質の表紙

ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

ナシーム・ニコラス・タレブ, 望月 衛

出版日: 2009/6/19

出版社: ダイヤモンド社

ページ数: 312ページ

最終更新: 2025年9月5日

人気スコア: 67

どんな本?

本書は、人間がいかに「ブラック・スワン」と呼ばれる、予測不可能で甚大な影響をもたらす事象を理解できないか、その根本的な原因を解き明かす一冊です。上巻では、私たちが歴史や現実をどのように歪んで認識しているか、そして予測がいかに不確かであるかを、具体的な事例と「ウンベルト・エーコの反蔵書」というユニークな導入から解説します。この本で学べるのは、自身の認知バイアスに気づき、不確実な世界でより現実的な判断を下すための思考法です。実務においては、リスク管理、戦略立案、意思決定プロセスにおいて、予期せぬ事態への対応力を高めることが期待できます。特に、金融・経済関係者や、複雑な現代社会を読み解きたいと考えるすべての人にとって、常識を覆す視点を提供してくれるでしょう。他の本が過去のパターン分析に終始しがちなのに対し、本書は「予測不能性」そのものに焦点を当て、私たちが直面する現実世界の不確実性とうまく付き合っていくための哲学と実践的な洞察を与えてくれます。自らの思考の盲点に気づき、より賢明な判断を下したいと願う読者にとって、世界の見方を一変させる必読書です。

この本に言及している記事

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私の考え方・仕事の仕方に影響を与えた書籍たち

by pdfractal on Zenn 2025年9月5日
"予測不能で巨大な影響を及ぼす「ブラック・スワン」事象をテーマに、人間が未来をどう認識し、どう対応すべきかを問う実践的な一冊。感謝祭の七面鳥の寓話は、過去のデータから未来を安心視する人間の傾向の危うさを端的に示し、「月並みの国」と「果の国」の概念は、事象をより的確に分析する枠組みを提供します。不確実性を前提とした思考法は、意思決定の場面で「七面鳥の錯覚ではないか」と問いかけ、より堅牢な判断を促します。"

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