「強化学習」を学びたい人が最初に読む本の表紙

「強化学習」を学びたい人が最初に読む本

伊藤 真

出版日: 2021/11/20

出版社: 日経BP

ページ数: 408ページ

最終更新: 2025年6月30日

人気スコア: 50

どんな本?

「強化学習」を、AIの仕組みに興味があるが難しそうだと感じている初学者や、これから学んでみたいと考えている人向けに、理論と実装の両面から丁寧に解説した入門書です。本書では、強化学習の基本アルゴリズムからニューラルネットワークを用いた応用までを、高校数学レベルの知識で理解できるよう、図やアニメーションを豊富に用いて解説します。画面上のロボットが動く様子を観察しながら、強化学習の仕組みを直感的に理解できるのが特徴です。また、ライブラリに頼らずPythonで実装されたサンプルコードは、軽量で一般的なPCでも動作するため、環境構築の手間も少なく、アルゴリズムのブラックボックス化を防ぎます。読者は、このサンプルコードを自ら改良していくことで、Q学習やニューラルネットワークQ学習などの実装スキルを習得し、強化学習の応用力を高めることができます。TensorFlowなどの主要ライブラリについても触れられており、より実践的な学習へと繋げられます。

この本に言及している記事

Q

システムエンジニアが知識ゼロから2年で人工知能学会で研究発表するまで

by qOpenDev on Qiita 2025年6月30日
"試行錯誤して学習する強化学習の基礎を、独自の簡易ゲームを用いて解説。時間やGPUリソースを大量に消費する強化学習の実際を、手軽な例で理解できる。本書を通じて、強化学習の実用性に対する懐疑的な視点も得られた。強化学習の原理を学びたいが、大規模な計算リソースがない学習者にとって、入門として有用。研究への応用を考える際の、初期の理解を助ける一冊。"