NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか?の表紙

NOISE 上: 組織はなぜ判断を誤るのか?

ダニエル・カーネマン, オリヴィエ・シボニー, キャス・R・サンスティーン, Daniel Kahneman, Olivier Sibony, Cass R. Sunstein, 村井 章子

出版日: 2021/12/2

出版社: 早川書房

ページ数: 320ページ

最終更新: 2022年3月31日

人気スコア: 211

どんな本?

本書は、行動経済学の権威であるダニエル・カーネマンらが、集団における意思決定で生じる「ノイズ」、すなわち判断のばらつきに着目した画期的な一冊です。人事評価、医療診断、裁判など、様々な分野で均一な判断が求められる場面で、なぜ個人間の判断にばらつきが生じるのか、その原因を「直感」「無知」「惰性」といった「3つのI」の観点から解き明かします。本書で学べるのは、人間の判断に潜む「ノイズ」を可視化し、その影響を定量的に理解するスキルです。この知識は、ビジネスパーソン、政治家、科学者など、組織で重要な意思決定に携わるすべての人にとって、より公平で生産性の高い意思決定を行うための強力な武器となります。本書の強みは、単にノイズの問題を指摘するだけでなく、その改善策も具体的に提示している点にあります。これにより、読者は実務において、より一貫性のある、信頼性の高い判断を下すための具体的な方策を習得できます。見過ごされがちな「ノイズ」という問題に光を当て、社会的な公平性の実現にも貢献する、必読の書と言えるでしょう。

この本に言及している記事

Q

SE 1年目で読んだ技術書68冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2022年3月31日
"人間の判断における「ノイズ」(個人差や日内変動によるエラー)を、学術研究や社会実証に基づいて解説。AIの判断能力についても考察し、人間の判断の限界と科学技術の可能性を示唆します。意思決定の精度を高めたいエンジニアや、AIの能力と限界を深く理解したい方におすすめです。"

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