プログラミングのための線形代数の表紙

プログラミングのための線形代数

平岡 和幸, 堀 玄

出版日: 2004/10/1

出版社: オーム社

ページ数: 355ページ

最終更新: 2021年7月20日

人気スコア: 80

どんな本?

この書籍は、CGや画像処理プログラミング、構造化データ処理の基盤となる線形代数を、プログラミング学習者の視点から徹底的に解説します。線形代数は抽象的で独学が難しいとされますが、本書は「プログラミングをする人たち」に的を絞り、その本質とコンピュータサイエンスにおける具体的な応用を、実践に直結する形でわかりやすく説明します。ベクトルや行列の基礎から始まり、それらがCG、画像処理、データ処理といった実務でどのように活用されるかを具体的に理解できます。単なる数学の解説に留まらず、プログラミングの文脈で線形代数がなぜ重要なのか、そしてどのように活用できるのかを深く掘り下げるため、数式だけでなくその背後にあるプログラミング的思考も養えます。これにより、難解な線形代数をスムーズに習得し、より高度なプログラミングスキルへと繋げることが可能です。

この本に言及している記事

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コンピュータビジョンの学習におすすめの書籍

by parmaski on Zenn 2021年7月20日
"タイトルとは裏腹にプログラムの記述は少ないものの、「行列は写像だ」を合言葉に、行列演算の持つ意味をグラフィカルに説明してくれる名著です。大学の講義で線形代数に苦手意識を持っていた筆者が、本書を読んでやっと理解できるようになったと評価するほど、イメージを持たせる説明が秀逸。数式だけでは掴みにくい概念を直感的に捉え、プログラミングに必要な数学の基礎を強固にできます。"