他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論の表紙

他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論

宇田川 元一

出版日: 2019/10/4

出版社: NewsPicksパブリッシング

ページ数: 200ページ

最終更新: 2024年12月15日

人気スコア: 162

どんな本?

本書は、組織論の専門家である宇田川元一氏が「わかりあえなさ」を前提とした新しい組織論を提唱する一冊です。単なる対立解消や共感を促すのではなく、他者との違いや「わかりあえなさ」こそが、組織の創造性やイノベーションの源泉となることを、具体的な事例や理論的背景を交えて解説しています。実践的な対話の技術や、多様な意見を活かすための組織設計についても触れており、ビジネスシーンにおける人間関係の課題解決に直結する知識を提供します。例えば、会議での意見の対立を建設的な議論に変える方法、異なる価値観を持つメンバーをまとめ、共通の目標に向かわせるためのリーダーシップ、といった具体的な場面での応用が可能です。気鋭の経営学者が贈る、あらゆる人間関係と組織運営に革命をもたらす対話の教科書として、ビジネスパーソンだけでなく、チームで働くすべての人におすすめできます。特に、既存のノウハウが通用しない複雑な組織課題に直面している方や、より創造的で生産性の高い組織を目指したい方に、新たな視点と実践的なアプローチを提供するでしょう。

この本に言及している記事

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[2024年]出会えて良かった書籍まとめ@25冊

by Anri on Zenn 2024年12月15日
"組織論を通して、対立する相手の価値観(ナラティブ)への理解と対話の重要性を説く。セキュリティ診断と開発という異なる立場を経験した筆者だからこそ、ナラティブの概念を深く理解し、キャリアイメージを再構築できた。エンジニアだけでなく、あらゆる社会人に組織で働く上での本質的な示唆を与える一冊。"