サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法の表紙

サイトリライアビリティワークブック ―SREの実践方法

澤田 武男, 関根 達夫, 細川 一茂, 矢吹 大輔, Betsy Beyer, Niall Richard Murphy, David K. Rensin, Kent Kawahara, Stephen Thorne, 玉川 竜司

出版日: 2020/6/15

出版社: オライリージャパン

ページ数: 516ページ

最終更新: 2023年4月10日

人気スコア: 101

どんな本?

「SRE サイトリライアビリティエンジニアリング」で確立されたSREの原則に基づき、その具体的な実践方法を体系的に学べる一冊です。本書は、SREを組織やプロジェクトに導入する際に必要な手順やノウハウを詳細に解説。Google内部で培われた技術的プラクティスに加え、Evernote、The Home Depotなど多様な企業の事例も豊富に紹介されており、机上の空論ではない実践的な知見が得られます。クラウドなどの完全に制御できない環境下で信頼性の高いサービスを実行する方法、サービスレベル目標(SLO)に基づいたサービスの作成・監視・実行、既存の運用チームをSREへ転換する方法、新規および既存サービスでのSRE導入アプローチなど、多岐にわたるトピックを網羅。SREを導入し実践したい開発者、運用管理者、マネージャーにとって、日々の業務で直面する課題解決に直結する「現場で使える」具体的なガイドとして必携の内容です。多様な環境でのSREプラクティスから、あなたの組織に最適なSRE戦略を策定し、サービスの信頼性を劇的に向上させるための道筋が見つかるでしょう。

この本に言及している記事

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読んだ技術書を記録していくだけの記事

by 福島 隆宏 on Zenn 2023年4月10日
"SREの具体的な事例が豊富に記載されており、DevOpsとの関係性、SLO、モニタリング、アラート、監視といった運用エンジニアリングの詳細を網羅。筆者は、この本からSREの概念を理解し、その後のSRE本への導入としても良いと評価。開発とは異なる運用目線でプロジェクトを考える視点を提供し、手元に置いておくことで運用における基準となる実践的なガイドブック。"
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「ソフトウェアアーキテクチャの基礎」勉強会を終えて

by nkty on Zenn 2022年12月22日
"来年の勉強会で読む予定とされており、サイトリライアビリティ分野での高い価値が期待される一冊です。GoogleのSRE実践から生まれた具体的なワークフローや戦略が豊富に盛り込まれており、信頼性の高いシステムを構築・運用するための実践的な知見を得られます。実際の現場でSRE原則を適用したいエンジニアや、運用における課題解決能力を高めたいチームにとって、具体的なアクションプランを見つける上で不可欠なリソースとなるでしょう。"