ハイパフォーマンス ブラウザネットワーキング ―ネットワークアプリケーションのためのパフォーマンス最適化の表紙

ハイパフォーマンス ブラウザネットワーキング ―ネットワークアプリケーションのためのパフォーマンス最適化

Ilya Grigorik, 和田 祐一郎, 株式会社プログラミングシステム社

出版日: 2014/5/16

出版社: オライリージャパン

最終更新: 2023年4月10日

人気スコア: 150

どんな本?

現代のアプリケーションエンジニア、そしてインターネットに関わるすべてのエンジニア必携の一冊。本書は、ブラウザとネットワークにおけるパフォーマンス最適化に特化し、インターネットで使用される広範なネットワーク技術を「パフォーマンス」という軸で深く掘り下げます。HTTP/2.0、WebRTCのような最新技術から、WebSocket、XMLHttpRequestといったブラウザAPI、さらにはその基盤となるTCPやUDP、トランスポート層までを幅広く網羅。データリンク層からアプリケーション層まで、ネットワークの全レイヤーをカバーすることで、読者はアプリケーションのボトルネックを特定し、具体的な改善策を導き出すスキルを習得できます。改善前後の性能・速さを可能な限り具体化し、各場面でのパフォーマンス改善幅を示すため、実践的な知識が身につきます。これにより、単なる知識習得に留まらず、Webアプリケーションの速度と効率を劇的に向上させるための具体的な戦略と実装技術を深く理解し、実務での応用力を飛躍的に高めることができます。未来を見据えたブラウザネットワーキングの最適化手法を体系的に学びたい方に最適な一冊です。

この本に言及している記事

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読んだ技術書を記録していくだけの記事

by 福島 隆宏 on Zenn 2023年4月10日
"システム内部ではなく、ネットワークやインフラ寄りのパフォーマンス改善方法に特化した書籍。2014年の本だが、WebRTCやリアルタイム通信に関する内容が今でも役立つと筆者は評価。Webアプリケーションの速度改善において、ブラウザとネットワーク間の最適化に焦点を当てたいエンジニアにとって、深い知見を提供する。フロントエンドからインフラまで広い視点でのパフォーマンスチューニングに役立つ。"
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フロントエンド一年目が2020年に読んだ本まとめ

by hakushun on Zenn 2020年12月29日
"パフォーマンス向上に不可欠なネットワーク知識を習得できる良書。HTTP通信に興味を持つも挫折した筆者が、上司の勧めでこの本を読み進められたという経緯からも、その網羅性と深い解説が伺える。内容は難解だが、目に見えないネットワークの仕組みを解き明かし、パフォーマンスを意識したアプリケーション開発に活かせる知識が身につく。真にパフォーマンスを追求するエンジニアを目指す人におすすめ。"