コンピュータビジョンの学習におすすめの書籍
by parmaski on Zenn 2021年7月20日
"3DCGとコンピュータビジョンが双対の関係にあることを踏まえ、3DCGの数学知識がコンピュータビジョンに直接役立つことを示しています。線形代数をメインに、物体の衝突判定やレンダリングなど多岐にわたる内容を平易な解説で分かりやすく学べます。セガの社内教育資料が話題になったクオータニオン解説のような実践的な知見も得られ、幅広い数学的基礎を効率よく習得できます。"
どんな本？
本書は、現代のゲーム開発や3DCG、物理シミュレーションに不可欠な3D数学の基礎を、豊富な実例を通して徹底的に解説します。デカルト座標系からベクトル、行列、線型代数といった基本的な概念に加え、オイラー角、四元数、そして平行移動、回転、拡大縮小といった座標変換まで、ゲーム開発に直結する数学的要素を体系的に習得できます。さらに、幾何形状プリミティブの種類と構造体、プリミティブの可視性や衝突判定といった応用的なトピック、そしてグラフィックスに特化した3D数学までを網羅。複雑な数学的理論を、具体的なサンプルを多用することで、実務でどのように活用できるか明確に理解できるのが本書の最大の強みです。この一冊で、商業ベースのゲーム開発で求められる高度な3D表現や物理挙動を実装するための確固たる数学的基盤を築き上げることができ、あなたの開発スキルを飛躍的に向上させるでしょう。