今年読んだ書籍の読書記録【2023年版】
by Hideharu Nagakura on Qiita 2023年12月31日
"コードの可読性を高めるための具体的な原則と実践方法が解説されている。変数名、関数、クラスの設計思想から、コメントの書き方まで、コードを「読みやすく」するための本質を深く理解できる。この本を読むことで、チームメンバーとのコードレビューがスムーズになり、共同開発における生産性が向上。保守性の高いコードを書くための必読書。"
どんな本？
本書は、動くコードを書けるようになったエンジニアが次に目指すべき「良いコード」の原則と実践を体系的に解説する書籍です。具体的には、コードの保守性を高めるための命名規則、コメントの活用、関数やクラスの適切な分割、ディレクトリ・モジュールの整理といった基本要素から、アプリケーション全体のアーキテクチャ設計、自動化テスト、チーム開発におけるコードのあり方までを網羅します。実務においては、将来の自分やチームメンバーがコードを容易に理解・修正できるようになり、継続的な開発のスピードと品質を向上させる効果が期待できます。本書の大きな特徴は、ソフトウェア開発における普遍的かつ重要な「基本」に焦点を当て、具体的な例を豊富に用いて、すぐに実践できるレベルまで丁寧に解説している点です。特に、コードを書き始めて数年以内の若手エンジニアが、なぜ良いコードを書く必要があるのか、その背景や有用性を深く理解しながら、実践的なスキルを身につけることを目指しています。経験豊富なエンジニアにとっても、基本原則の再確認やチーム内での共通認識醸成に役立つ一冊です。