名刺がわりの愛読技術書16冊
by Dr. Kiyoshi Ogawa on Qiita 2022年9月21日
"基本的な電子回路でCPUが作れるという驚きを実感できる一冊。4ビットCPUから始まる解説は、コンピュータの原点理解に最適。Verilog-HDLでの記述例もネットで公開されており、シミュレーションやFPGA実装に挑戦したいソフトウェア開発者には特に価値が高い。ハードウェアの基礎からCPUの仕組みを理解したいという意欲のあるエンジニアに強く推奨する。"
渡波 郁
出版日: 2003/10/1
出版社: 毎日コミュニケーションズ
ページ数: 328ページ
最終更新: 2022年9月21日
人気スコア: 168
本書「CPUの創りかた」は、コンピューターの心臓部であるCPUの「超」基本原理から設計までを、4bitCPUを例に実践的に解説します。アキバで入手可能な部品のみで実際にCPUを制作できるという、他にはないユニークなアプローチが最大の特徴です。CPUの内部動作を理解することは、ハードウェアとソフトウェアの境界を曖昧にし、より深くコンピューターシステムを理解するための強力な武器となります。この本を読むことで、CPUがどのように命令を解釈し、演算を実行するのかといった、コンピューターサイエンスの根幹に関わる知識を体系的に習得できます。特に、電子工作の経験がある方や、ハードウェア設計に興味がある方にとって、理論だけでなく「実際に手を動かす」ことで得られる学びは非常に大きいでしょう。読み物としても、CPUというブラックボックスを紐解く知的な興奮を味わえるため、エンジニアや学生、ホビー層まで、幅広い読者におすすめできる一冊です。
"基本的な電子回路でCPUが作れるという驚きを実感できる一冊。4ビットCPUから始まる解説は、コンピュータの原点理解に最適。Verilog-HDLでの記述例もネットで公開されており、シミュレーションやFPGA実装に挑戦したいソフトウェア開発者には特に価値が高い。ハードウェアの基礎からCPUの仕組みを理解したいという意欲のあるエンジニアに強く推奨する。"
"CPUの設計・製造プロセスを、初心者にも分かりやすく解説した書籍。実際にCPUを設計するプロセスを追体験することで、デジタル回路の基本から論理設計、そして集積回路の製造に至るまで、ハードウェア開発の全体像を把握できる。ものづくりの面白さと、コンピュータの根幹をなす技術への理解を深めたい読者におすすめ。"
"表紙で侮るなかれ。2003年の書籍ながら、CPUの仕組みを初学者の目線に寄り添い、分かりやすく解説。入手困難な部品もあるが、読むだけでCPUの動作原理が掴める。基本情報・応用情報だけでは曖昧になりがちなハードウェアの知識を補完し、真理値表への抵抗感をなくす。丸暗記に頼らない理解を促す入門書。"