情報セキュリティの敗北史: 脆弱性はどこから来たのかの表紙

情報セキュリティの敗北史: 脆弱性はどこから来たのか

アンドリュー・スチュワート, Andrew J. Stewart, 小林啓倫

出版日: 2022/10/12

出版社: 白揚社

ページ数: 408ページ

最終更新: 2024年6月10日

人気スコア: 330

どんな本?

本書は、コンピュータ誕生前夜から現代のハッキング戦争まで、半世紀以上にわたる情報セキュリティの歴史を丹念に紐解き、今日のサイバー攻撃増加や大規模情報漏洩といった深刻な問題の根源を探求する決定版です。サイバー攻撃の増加、国家主導のハッキング、ランサムウェアの猛威といった現代社会が直面する情報セキュリティの致命的な脆弱性が、過去のどのような「愚かな決定」に起因するのかを明らかにします。ITの黎明期からクラウドコンピューティングに至るまでの情報セキュリティ史を網羅し、コンピュータネットワークが兵器となり、脆弱なITインフラが国家安全保障を脅かす現状を、歴史的背景とともに深く理解できます。サイバー攻撃のメカニズムや情報セキュリティの進化を歴史的視点から学びたい方、IT社会の発展におけるリスクとその対策の歴史的経緯を理解したい方、そして現代のセキュリティ問題の根本原因を知りたい全ての人々にとって、必読の一冊です。本書を読むことで、過去の教訓から未来のセキュリティ戦略に活かせる洞察を得られるでしょう。

この本に言及している記事

Q

個人的今年読んでみたい技術書など

by UMA on Qiita 2024年6月10日
"情報セキュリティの歴史を俯瞰し、過去の失敗から学ぶことで、現代の脅威への対策をより深く理解できます。セキュリティの基礎知識を網羅的に身につけたいと考えている読者にとって、歴史的背景を知ることは、技術的な対策だけでなく、組織的なアプローチやリスク管理の重要性を実感する上で非常に有効です。セキュリティの最新動向を理解するための土台となります。"
Q

新入社員に向けて私が3年間で読んだ技術書を紹介する

by Masaki Miura on Qiita 2024年4月11日
"サイバーセキュリティの歴史を辿ることで、現代のセキュリティ課題の本質を理解できる興味深い読み物。過去の失敗事例から、ユーザーにセキュリティを意識させることの難しさ、そしてデフォルトでセキュアにする重要性を学べます。技術書とは一味違いますが、セキュリティに対する意識を高め、より安全なシステム設計を考える上で示唆に富む内容です。思考の幅を広げる一冊。"