コンピュータシステムの理論と実装 第2版 ―モダンなコンピュータの作り方の表紙

コンピュータシステムの理論と実装 第2版 ―モダンなコンピュータの作り方

Noam Nisan, Shimon Schocken, 斎藤 康毅

出版日: 2024/12/2

出版社: オライリー・ジャパン

ページ数: 472ページ

最終更新: 2023年12月10日

人気スコア: 351

どんな本?

この書籍は、コンピュータがどのように動いているのかを根本から理解したいと考える読者にとって、まさに決定版です。NANDゲートという最も基本的な電子素子から出発し、論理ゲート、加算器、そしてCPUの設計まで、ハードウェアの構築プロセスを段階的に追体験できます。さらに、アセンブラ、仮想マシン、コンパイラ、そしてOSといったソフトウェア層も自ら実装することで、コンピュータシステム全体の仕組みを「ゼロから」完全に作り上げることが可能です。最終的には、自身で構築したシステム上でテトリスのようなアプリケーションを動作させる感動的な体験を通じて、理論と実践を結びつけます。この独自の学習アプローチにより、表面的な知識にとどまらず、システムの根幹をなす原理を深く理解し、より堅牢で効率的なソフトウェアやシステムを設計・デバッグするための本質的なスキルと視点を獲得できます。現代の複雑なシステム開発に携わるエンジニアにとって、基礎力の盤石化に寄与する、他にはない実践的な学びを提供します。

この本に言及している記事

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未経験からWebエンジニアになった1年目に読んだ本19冊をふりかえる

by papipu3 on Qiita 2023年12月10日
"コンピュータがどのように作られているのか、その理論と実装を学ぶことで、コンピュータの根本的な仕組みを理解しようという意欲的なアプローチの本です。すぐに挫折してしまうほどの難易度ですが、最後までやり遂げればテトリスを完成させられるという達成感も期待できます。コンピュータサイエンスの深淵を探求したい挑戦者向けです。"
Z

【全エンジニア必見】必須スキル6選(学習ロードマップ付き)

by ますみ / 生成AIエンジニア on Zenn 2023年2月18日
"ハードウェアからソフトウェアまで、コンピュータシステムの深層を体系的に理解できる名著。本書を読むことで、プログラミング言語の動作原理やOSの仕組みなど、普段意識しない部分の知識が深まり、より効率的で堅牢なシステムを設計・実装するための基礎力が養われる。深い知識を持つことで、他のエンジニアと差別化を図り、複雑な問題解決にも対応できる。"
Z

【全50冊】読んだことある技術書、自己啓発本についてひとこと書きながらひたすら挙げていく。

by hiroms on Zenn 2022年2月27日
"NAND回路からコンパイラ、アプリケーション開発まで、コンピュータの仕組みを段階的に学べる画期的な一冊。コンピュータがブラックボックス化されている部分に踏み込み、その内部構造を理解したい方におすすめです。章ごとの課題は重厚ですが、長期休みにじっくり取り組む価値があります。"
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今年ナレッジストアに追加された技術書のご紹介

by h_km on Qiita 2021年12月9日
"コンピューターをゼロから作るというユニークな視点で、ハードウェアからOSまでを体系的に学べる書籍。エンジニアとしての基礎力を徹底的に高めたい人に挑戦してほしい一冊です。ボリュームは多いですが、コンピューターの仕組みを深く理解したいという意欲のある方におすすめ。オフィスでの休憩時間に手に取るだけでも新たな発見があるかもしれません。"
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クラウドが好きな大学生が読んで良さげだった本を紹介する

by Ryota Yamada on Qiita 2021年11月27日
"O'Reillyの中でも読みやすく、必読の書。CPUの仕組みを深く理解でき、大学の授業でCPUを作った経験がある人でも楽しめる内容。CPUの構造や動作原理を噛めば噛むほど味が出るように解説しており、コンピュータアーキテクチャの理解を深めたいエンジニアにおすすめ。"