オブジェクト設計スタイルガイドの表紙

オブジェクト設計スタイルガイド

Matthias Noback, 田中 裕一

出版日: 2023/7/7

出版社: オライリー・ジャパン

ページ数: 328ページ

最終更新: 2025年9月5日

人気スコア: 60

どんな本?

オブジェクト指向プログラミングの質を飛躍的に向上させるための実践的なガイドブックです。本書では、コードの可読性、保守性、拡張性を高めるための具体的なオブジェクト設計ルールを、Java, Python, C#といった主要なオブジェクト指向言語に共通する擬似コードを用いて解説します。オブジェクトの構築方法、メソッドの定義、状態管理、インターフェースの設計など、実践的なテクニックが網羅されています。これにより、開発者は「なぜその設計が良いのか」という理由まで深く理解し、より洗練されたコードを書けるようになります。実務においては、チーム開発でのコードレビューの質向上、バグの削減、将来的な機能追加へのスムーズな対応など、プロジェクト全体の生産性向上に直結するメリットがあります。オブジェクト指向の基礎を理解しているプログラマであれば、本書を通じて設計スキルを格段にレベルアップさせることができ、より高品質なソフトウェア開発を目指す上で必携の一冊と言えます。

この本に言及している記事

Q

「オブジェクト設計スタイルガイド」を読んでみた

by 間中 勇太 on Qiita 2025年9月5日
"中級エンジニアで、設計に課題を感じている方におすすめ。特に第10章「オブジェクトフィールドガイド」は、コントローラ、アプリケーションサービス、ライト/リードモデルリポジトリ、エンティティ、バリューオブジェクトなどの役割と関係性を図解で分かりやすく解説しており、この本を読む価値の大部分が詰まっています。前半の概念的な説明は難解に感じるかもしれませんが、後半から読み始めることで、具体的な設計原則や実践的なコードへの落とし込み方を体系的に理解できるようになります。オブジェクト指向設計のモヤモヤが晴れ、より堅牢で保守性の高いコードを書くための道標となる一冊です。"