オブザーバビリティ・エンジニアリングの表紙

オブザーバビリティ・エンジニアリング

Charity Majors, Liz Fong-Jones, George Miranda, 大谷 和紀, 山口 能迪

出版日: 2023/1/27

出版社: オライリー・ジャパン

ページ数: 336ページ

最終更新: 2025年9月5日

人気スコア: 96

どんな本?

本書は、現代のクラウドベースのソフトウェアシステム開発に不可欠な「オブザーバビリティ(可観測性)」の概念を、その背景から実践、組織への適用まで網羅的に解説します。オブザーバビリティとは何か、なぜ重要なのか、そしてどのようにシステムに組み込むべきかといった疑問に、具体的な手法や考え方を通じて答えます。Slackのゲスト寄稿者によるケーススタディでは、テスト、デプロイプロセス、テレメトリー管理へのオブザーバビリティの適用事例が紹介されており、実務における活用イメージを掴むことができます。ソフトウェアシステムの開発・運用に携わるすべての人々が、オブザーバビリティを理解し、システムの信頼性向上や問題解決能力の強化に役立てるための、まさに第一歩となる一冊です。将来的にますます重要になるオブザーバビリティの知識を体系的に習得し、次世代のシステム開発スキルを身につけたい方におすすめです。

この本に言及している記事

Z

「オブザーバビリティ・エンジニアリング」を読んで学んだこと

by tatsuya on Zenn 2025年9月5日
"「オブザーバビリティ」の概念を体系的に学べる良書。従来のモニタリングでは対応できない未知の障害に気づくための「オブザーバビリティ」の重要性を解説。アプリケーションの内部構造理解、予測不能な事態への対応、外部ツールによる観測・調査で内部動作を把握する重要性を理解できます。メトリクス、ログ、トレースといった要素の具体的な役割も分かりやすく、オブザーバビリティ実現に向けた実践的な第一歩を踏み出すのに最適です。"
Q

O’REILLY Learning 日本語書籍 2022・2023年発売書籍で読めるもの一覧

by cloudsnow on Qiita 2023年3月12日
"システムの状態を深く理解し、問題発生時の原因究明と解決を迅速化するための実践的なガイド。ログ、メトリクス、トレースといったオブザーバビリティの基本概念から、実際のシステムへの導入・運用方法までを解説。システム障害からの回復時間を短縮し、信頼性の高いサービス運用を実現するために不可欠な知識が詰まっている。"