ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策の表紙

ダークパターン 人を欺くデザインの手口と対策

ハリー・ブリヌル, 長谷川敦士, 髙瀨みどり

出版日: 2024/5/28

出版社: ビー・エヌ・エヌ

ページ数: 288ページ

最終更新: 2024年7月13日

人気スコア: 82

どんな本?

本書は、UXデザイナーやプロダクトマネージャー、マーケター、そしてビジネスに関わる全ての人々が、日常的に遭遇する「人を欺くデザイン」、すなわち「ダークパターン」の全貌とその対策を解説した一冊です。デジタル時代のユーザー体験を損なう様々な戦略(知覚的脆弱性、心理的操作、感情的脆弱性の利用など)と、それらを分類・具体例(マートゥール派の分類法、こっそり型、緊急型、誘導型など)を詳細に解説。なぜダークパターンが横行するのか、個人・社会・市場にどのような弊害をもたらすのかを明らかにし、EUやアメリカにおける規制強化の動向と今後の展望まで踏み込んでいます。長谷川敦士氏と水野祐氏による日本語版解説では、デザインと法律の両面から日本の現状と向き合い方を提示。本書を読むことで、ユーザーを不当に操作するデザインを見抜き、健全なUI/UXを設計・評価するための確かな知識と実践的な視点を習得できます。テクノロジーが悪用される未来を防ぎ、よりクリーンで誠実なデジタル体験を築くための必読書です。

この本に言及している記事

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【2024年度版】エンジニア1年目で読んでよかった技術書籍まとめ

by aya on Zenn 2024年7月13日
"具体的なダークパターンの事例を示しながら、その手口とユーザー行動への誘導方法を解説。心理的要素に基づいたデザイン戦略を理解することで、倫理的なデザインを実践するための知識を深められる。ユーザー体験を第一に考える開発者にとって、注意喚起と学びの両方を提供する一冊。"