データ指向プログラミングの表紙

データ指向プログラミング

Yehonathan Sharvit, 株式会社クイープ

出版日: 2023/4/19

出版社: 翔泳社

ページ数: 480ページ

最終更新: 2023年4月29日

人気スコア: 72

どんな本?

本書は、Java、C#、C++、Ruby、Pythonなどの高級プログラミング言語で2年以上の経験を持つ、フロントエンド、バックエンド、フルスタック開発者を対象に、情報システム開発の複雑さを根本から軽減する「データ指向プログラミング(DOP)」の新しい視座とパラダイムを提供します。オブジェクト指向プログラミング(OOP)に慣れた方には既存の枠組みを超えた思考様式を、関数型プログラミング(FP)経験者には新たな発見をもたらすでしょう。コードとデータの分離、状態管理、並行性制御、単体テストといった柔軟性向上の手法から、データ検証、永続データ構造、データベース操作、Webサービスのスケーラビリティ、そして高度なデータ操作やデバッグを含む保守性まで、DOPの全貌を実応用ストーリーを通じて体系的に学べます。複雑なシステムの見通しを良くし、仕様変更に柔軟に対応できる堅牢なシステムを構築するための実践的な知識とスキルを習得し、開発者の悩みを解決する新しいアプローチを身につけたい方におすすめの一冊です。

この本に言及している記事

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技術書読書ログ「データ指向プログラミング」

by むらむー on Zenn 2023年4月29日
"OOPとは全く異なる、データに焦点を当てた新しいプログラミング手法を学べる一冊です。コードとデータの分離、汎用的なデータ構造での表現といった原則は、OOPに慣れた読者にとっては当初違和感があるものの、そのメリットに納得し、プログラミングに対する視野が大きく広がったと筆者は評価しています。複雑さを軽減し、変化に強いプログラムを作るための具体的な4つの原則が提示されており、Clojureの思想を他言語に応用する方法が形式化されているため、実務での設計アプローチに新たな視点と選択肢をもたらすでしょう。"