読んだ技術書を記録していくだけの記事
by 福島 隆宏 on Zenn 2023年4月10日
"可用性の基本を学ぶのに適した、ジュニア向けの内容。ページ数が少なく、可用性を考慮したシステムやインフラのアーキテクチャを短時間でざっくりと学べる点が魅力。筆者は、システム全体の安定稼働を支えるレジリエンスの概念を効率的に理解でき、漠然とした知識がクリアになったと評価。ITシステムの可用性設計に興味がある初学者や、基本を素早く押さえたいエンジニアにおすすめ。"
どんな本？
この書籍は、システム障害を「起こしてはならない」から「起こっても素早く復旧する」というITレジリエンスの新たな視点を提示し、実践的なノウハウを提供します。読者は、障害の予兆検知、迅速な復旧を可能にする構成・構造の構築、コンティンジェンシープランの策定、効果的な障害訓練の実施法、そしてシステム障害の原因分析と対策立案といった具体的なスキルを習得できます。大和総研がミッションクリティカルなシステム案件で培った構築・運用業務ノウハウが集大成されており、情報システムの導入・構築に携わる方々が、障害が起きにくいシステム設計と、万が一障害が発生した際の素早い復旧・業務継続を実現するための具体的なフレームワークとルールを習得できます。管理者向けにはシステムの可用性の基礎知識も解説されており、システム全体の回復力を高める実践的なガイドブックとして、読者のシステム構築・運用業務に確かな「回復力」をもたらします。障害を前提とした事業継続性向上に焦点を当てている点が本書の最大の強みです。