独習アセンブラ 新版の表紙

独習アセンブラ 新版

大崎 博之

出版日: 2021/9/8

出版社: 翔泳社

ページ数: 736ページ

最終更新: 2024年5月31日

人気スコア: 138

どんな本?

本書は、アセンブリ言語とコンピュータアーキテクチャを深く理解するための包括的な教科書です。現代では初学者向けの言語ではありませんが、C言語などの開発において必須となるコンピュータの動作原理を、CPUの仕組み、メモリ、データ構造といった基礎から解説します。x86(IA-32)、x86_64、ARM、AVR、CASL IIといった多様なアーキテクチャのアセンブリ言語に触れることで、「コンピュータがどのようにプログラムを実行しているのか」という根源的な理解を養うことができます。特に、CPUの構成、メモリとの連携、スタックの概念などを図解しながら丁寧に説明しており、初心者でも体系的に学べる構成になっています。GNUアセンブラ(GAS)の利用法や、x86命令セットの詳細(データ転送、演算、実行制御、浮動小数点、SIMD命令)まで網羅し、さらに仮想コンピュータやマイクロコントローラ、RISC CPU、64ビットCPUといった具体例を通して、理論を実践に結びつけられるのが強みです。プログラミングの根幹を理解し、より高度な開発やデバッグ能力を身につけたいエンジニアにとって、必読の一冊と言えるでしょう。

この本に言及している記事

Q

SE 3年目で読んだ技術書52冊

by BinomialSheep on Qiita 2024年5月31日
"コンピュータ構造からアセンブリ言語の主要命令、発展的内容まで幅広く解説。1-6章でコンピュータの基本構造を学べるのが特徴で、アセンブリ言語を直接書かないエンジニアにも推奨。7-12章でリバースエンジニアリングに必要な知識と簡単なプログラム作成スキルが身につく。コンピュータの低レイヤー理解を深めたい人に最適。"