低レベルプログラミングの表紙

低レベルプログラミング

Igor Zhirkov, 吉川 邦夫

出版日: 2018/1/19

出版社: 翔泳社

ページ数: 552ページ

最終更新: 2024年7月9日

人気スコア: 177

どんな本?

本書は、Intel 64ビットプログラミングモデルをアセンブラとC11で深く掘り下げ、PCアーキテクチャの「ブラックボックス」を解き明かす一冊です。IoTが普及する現代において、システムの根幹をなす低レベルの動作原理を理解し、性能重視の堅牢なプログラムを自力で書くための確かなスキルを習得できます。具体的には、アセンブリ言語での自由なコーディング、Intel 64プログラミングモデルの完全理解、C11での保守性の高いコード記述、コンパイルプロセスとアセンブリの解読、デバッグ能力、そしてプログラムの複雑さを低減し性能を最大化する計算モデルの活用まで、実践的な知識が身につきます。アセンブラやC言語の基礎知識があればより深い洞察が得られますが、未経験者でも必要最小限の知識を提供しており、熱意さえあれば性能重視のプログラムが書けるまで成長できる構成です。各章末には適切な演習問題が配置され、GitHub上の解答と合わせて着実に理解を深められます。

この本に言及している記事

Q

技術書?

by Nakayama on Qiita 2024年7月9日
"ロシアで教科書として書かれた、プログラマ志望者必読の一冊。stackやregister、CPUの仕組みといった低レベルな知識を徹底解説します。特にアセンブラの話は興味深く、C言語だけでは見えてこないコンピュータの奥深さを理解するのに役立ちます。コンピュータサイエンスの基礎を固めたい初学者や、より深く理解したい経験者にもおすすめです。難易度は低めですが、内容は非常に濃密で、読み進めるうちにコンピュータへの理解度が格段に向上するでしょう。"
Z

プログラミングを独学する上で役に立った本

by Nobkz on Zenn 2021年1月10日
"低レベルプログラミングの深い理解を可能にする一冊。「すごくよかった」と評されており、ハードウェアに近いレベルでのプログラミング原則や最適化手法を体系的に学ぶことができる。本書を通じて、メモリ管理、ポインタ操作、アセンブリ言語の基礎など、システムの根幹をなす技術への洞察を深め、より効率的で高性能なコードを書くための土台を築ける。"