カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまでの表紙

カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで

市谷 聡啓, 新井 剛

出版日: 2018/2/7

出版社: 翔泳社

ページ数: 280ページ

最終更新: 2025年6月18日

人気スコア: 437

どんな本?

本書は、アジャイル開発を「日本の現場」に寄り添う形で実践的に学べるストーリー仕立ての入門書です。ITエンジニアの主人公・江島が、一人での業務改善から始め、同僚、チーム、そしてクライアントを巻き込みながら、プロジェクトや組織の課題を乗り越え、最終的に「越境する開発」を実現するまでの過程を描きます。モブプログラミング、カンバン、ふりかえりといった具体的なプラクティスが、物語の中で自然に紹介されており、読者は主人公の体験を通して、それらをどのように導入し、活用できるかを理解できます。特に、アジャイルをこれから始める方や、現場での実践に課題を感じている方にとって、一人でも始められる手法からチームマネジメント、関係者を巻き込む方法まで、段階的に学べる点が強みです。本書を読むことで、実務で直面する様々な困難を乗り越え、より良い開発プロセスを築くための実践的なスキルとマインドセットを習得できるでしょう。

この本に言及している記事

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本棚にあるQA関連+αの書籍リスト

by じょー on Zenn 2025年6月18日
"アジャイル開発における「カイゼン」の文化を、物語形式で分かりやすく伝えています。開発チームがどのようにして継続的な改善に取り組み、より良い製品と働き方を実現していくのかが描かれています。アジャイル開発の現場で、チームの生産性や満足度を高めたいと考えている方にとって、具体的なヒントとインスピレーションを与えてくれるでしょう。"
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【初学者向け】アジャイル開発/スクラム関連のおすすめ書籍

by wmkeza on Qiita 2025年2月9日
"現場のストーリーに沿って、アジャイルプラクティスを段階的に学べる。小説のように読み進められ、困ったときの具体的な活用法を知りたい読者におすすめ。特に「むきなおり合宿」の、未来に焦点を当てて現在を正すという考え方は、プロジェクト行き詰まり時の新たな視点を提供してくれる。個人やチームの成長に合わせたプラクティス導入の流れが分かりやすく、アジャイルプラクティスを一通り知った後に読むと、より実践的な理解が深まる。"
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SE 2年目で読んだ技術書45冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2023年4月11日
"アジャイル開発を組織に取り入れる過程を小説形式で描いた作品。理想論ではなく、現実の組織で試行錯誤しながらアジャイルを浸透させていく苦労や乗り越え方がリアルに描かれており、一人からでも始められる勇気と具体的なヒントを与えてくれる。チーム開発におけるコミュニケーションや文化変革の重要性を、ストーリーを通じて深く学べる良書。"
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エンジニア二年目に自宅学習で使った技術書&Udemyをジャンル別にまとめてみた

by すずき on Qiita 2022年7月19日
"チーム開発におけるプロダクトオーナーやデザイナーとの連携方法を小説形式で学べます。業務に疲れた際の気分転換にもなり、チーム開発の円滑化に役立つヒントが得られました。マネージャー層だけでなく、チームメンバー全員が読むことで、より良い協業関係を築けるでしょう。"
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ドメイン駆動設計からオブジェクト指向、そしてアジャイル開発まで。関連書籍練り歩きのススメ

by abekoh on Zenn 2021年12月25日
"アジャイル開発をチームに浸透させていく過程を物語形式で描いており、様々な問題解決の具体例が示される一冊。筆者もケーススタディを通じてアジャイルの雰囲気を味わい、興味を持ったプラクティスを深掘りするきっかけとなったと評価。他のアジャイル関連書籍の引用も多く、チーム開発における課題解決のヒントと、学びを深める道筋が手に入る。"
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エンジニアに転向して1年で開発チームのリーダーになるまでに勉強したことをまとめる

by Umehara Hodaka on Qiita 2021年12月24日
"アジャイル開発の導入やチーム作りの過程を、ストーリー形式で分かりやすく描いている。組織の壁を越えて協力する「越境」チームの作り方や、継続的な改善(カイゼン)の重要性が、具体的な事例を通して理解できた。チームリーダーとして、どのようにチームをまとめ、成長させていくべきかの実践的なヒントが満載。"