レガシーソフトウェア改善ガイド (Object Oriented Selection)の表紙

レガシーソフトウェア改善ガイド (Object Oriented Selection)

クリス・バーチャル, 吉川 邦夫

出版日: 2016/11/11

出版社: 翔泳社

ページ数: 264ページ

最終更新: 2023年6月26日

人気スコア: 100

どんな本?

本書は「動いているものは触るな」という鉄則があるレガシーソフトウェアを、いかにしてメンテナンスしやすく、新機能を追加しやすい状態へと進化させるかに焦点を当てた実践的なガイドです。クラスやモジュールレベルのリファクタリングから、最終手段としての「ビッグ・リライト」まで、具体的な手法と注意点を詳細に解説します。さらに、ソフトウェアを常にフレッシュに保つための開発環境、テスト、ビルド、デプロイの自動化についても踏み込んでおり、インフラ構築のノウハウまで習得できます。読者は、長年運用されてきたコードベースの課題を特定し、品質を向上させるための体系的なアプローチを学べます。既存システムの延命だけでなく、持続的に進化させるための具体的な戦略と技術が網羅されているため、保守・運用フェーズのエンジニアや、レガシーコードに悩む開発者にとって、次の一歩を踏み出すための強力な指針となるでしょう。

この本に言及している記事

Q

「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門」の重要ポイントまとめ

by KIRIN3qiita on Qiita 2023年6月26日
"保守が困難になったソフトウェアを、いかにして現代の技術や要求に合わせて改善していくか、その実践的なアプローチを解説。技術的負債の解消や、変化に強いシステムへの移行戦略など、具体的な手法が満載です。この本を参考にすることで、陳腐化したシステムを効果的に延命・改善し、ビジネス価値を維持・向上させることが可能になります。特に、現状分析から改善計画の立案、実行までの一連の流れが具体的に示されており、現場での課題解決に役立ちます。"