はじめての上流工程をやり抜くための本~システム化企画から要件定義、基本設計まで (エンジニア道場)の表紙

はじめての上流工程をやり抜くための本~システム化企画から要件定義、基本設計まで (エンジニア道場)

三輪 一郎

出版日: 2008/3/4

出版社: 翔泳社

ページ数: 278ページ

最終更新: 2025年7月4日

人気スコア: 80

どんな本?

本書は、ITスキルだけでは乗り越えられない、システム化企画から要件定義、基本設計までを網羅する「上流工程」を成功させるための実践的なノウハウを凝縮した一冊です。単に技術的な知識を深めるだけでなく、議論をリードし、関係者の合意形成を図り、プロジェクトを推進していくための「ファシリテーション能力」や「コミュニケーション能力」といった、エンジニアに不可欠なソフトスキルを体系的に習得できます。業務プロセスとITシステム全体を見通す高い視点を養い、技術的に正しい結論を導くだけでなく、それを周囲を巻き込みながら実現していくための具体的なアプローチが学べます。上流工程に初めて携わるエンジニアが、自信を持ってプロジェクトを「やり抜く」ために必要な心構え、準備、スキルアップ方法が具体的に解説されており、実務で直面する様々な課題を乗り越えるための強力な指針となるでしょう。

この本に言及している記事

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エンジニア3年目「はじめての上流工程をやり抜くための本」を要約してみた

by mochi mochi on Zenn 2025年7月4日
"本書はSIerだけでなくSaaSエンジニアにも役立つ、上流工程の重要性を説く一冊。業界動向、組織、人、予算・投資といった多角的な視点からシステム開発を捉える方法を、具体的な実例と共に解説。業務の仕組みを正確に捉え、ITがもたらす真の価値を見極める重要性を学べる。特に、潜在的な課題を発見し提案する力、そして「事業価値の創造」に焦点を当てる視点は、生成AI時代においてエンジニアが取るべき戦略的な姿勢を明確に示唆している。実務で直面する現実とのギャップを埋め、より高い視座で開発に取り組むための指針となるだろう。"