ハロー“Hello, World” OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ 第2版の表紙

ハロー“Hello, World” OSと標準ライブラリのシゴトとしくみ 第2版

坂井弘亮

出版日: 2024/11/26

出版社: 秀和システム

ページ数: 464ページ

最終更新: 2024年7月9日

人気スコア: 67

どんな本?

本書は、プログラミング学習の第一歩となる「Hello, World」プログラムを題材に、OSと標準ライブラリの深層を徹底的に解き明かす画期的な一冊です。単にコードの書き方を学ぶだけでなく、プログラムがどのように実行され、OSやライブラリとどのように連携しているのか、その背後にある仕組みをあらゆる角度から解析します。この本ならではの強みは、既存の資料に頼るのではなく、読者自身が「自分の手で調べる方法」を身につけられる点にあります。これにより、未知の技術や問題に直面した際に、自力で解決する能力を養うことができます。OSの基本構造、システムコール、メモリ管理、プロセス間通信、そして標準ライブラリの役割と実装の具体例まで、実践的な視点で解説。コンピュータサイエンスの基礎知識を体系的に習得し、より高度なプログラミングやシステム開発への応用力を高めたいエンジニアや学生にとって、必読の書と言えるでしょう。OSやライブラリの「なぜ?」を解き明かすことで、ソフトウェア開発の全体像を深く理解する一助となります。

この本に言及している記事

Q

技術書?

by Nakayama on Qiita 2024年7月9日
"プログラムが実行されるまでの裏側を徹底解説する、坂井伸二氏による良書。elf interpreter の仕組みや arm32 abi/abihf の違いなど、普段意識しない部分の知識が身につきます。組み込みLinux開発での実践的な経験から、デバッグにも役立つことが実感できるはずです。この本を読むことで、プログラムの実行環境に対する理解が深まり、より効率的な開発やデバッグが可能になります。OSや標準ライブラリの仕組みに興味があるエンジニア、特に組み込み分野で活動する方には強く推奨します。"