エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリングの表紙

エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング

広木 大地

出版日: 2018/2/22

出版社: 技術評論社

ページ数: 304ページ

最終更新: 2025年3月28日

人気スコア: 414

どんな本?

本書は、エンジニアリング組織における「不確実性」という普遍的な課題に焦点を当て、その低減に向けた具体的な思考法と組織運営のテクニックを解説します。コミュニケーションの壁、技術的負債、経営層との認識のずれといった、多くの現場で発生する課題に対し、著者が技術組織アドバイザーとしての経験に基づいた実践的な解決策を提示。若手エンジニアの育成や、成長し続ける組織設計・運営に役立つメンタリング手法や思考の整理方法を学べます。特に、他書では語られにくい「不確実性」という観点から組織課題を捉え直し、構造的な解決策を提示する点が本書の強みです。エンジニアリングマネージャー、テックリード、そして組織開発に携わるすべての人々にとって、現場の課題解決と組織力向上に直結する実践的な知識とスキルを提供する一冊です。

この本に言及している記事

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[2024年] スペースマーケットエンジニアに聞いた、おすすめ本(10冊)を紹介するよ!

by 8zca on Zenn 2025年3月28日
"ITエンジニア本大賞2019技術書部門大賞受賞。エンジニアリング組織が直面する「不確実性」への向き合い方と組織のリファクタリング方法を解説。技術だけでなく組織の視点からエンジニアリングを捉え直すことで、効果的なチーム運営と成果創出のヒントが得られる。組織とリファクタリングという、一見関連性の薄い単語の結びつきを理解させ、より良い組織作りのための実践的な知識を提供する。"
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【本の紹介】エンジニアリング組織論への招待

by えびな@プログラマッスル on Zenn 2024年3月31日
"「エンジニアリングとは、不確実性を効率よく減らして実現していく工程すべて」という核心的な定義に触れることができる一冊。問題解決に悩むエンジニア必読。特に、論理的思考、経験主義、システム思考といった3つの思考法が、曖昧な仕事の問題を学力テスト形式に変換する助けとなり、実践的な問題解決能力を養えます。曖昧さを減らし、具体性を増すエンジニアリングの本質を理解することで、日々の業務への向き合い方が変わるはずです。"
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メンターを任されてまずやったこと

by yuuuuuu10 on Qiita 2023年12月6日
"「他社説得」ではなく「自己説得」を重視するアプローチが学べます。単に答えを教えるのではなく、メンティー自身が考えて答えを見つけるプロセスをサポートすることの重要性を理解しました。特に「悩む」と「考える」の違いに気づき、メンティーが思考停止しないように誘導する具体的な方法論は、実務でメンターとして接する際に非常に役立ちます。組織論の観点からメンターシップを捉え直すための示唆に富む内容です。"
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「良いコード/悪いコードで学ぶ設計入門」の重要ポイントまとめ

by KIRIN3qiita on Qiita 2023年6月26日
"変化の激しい現代において、エンジニアリング組織が不確実性にいかに向き合い、進化していくべきかを深く掘り下げた一冊。成功する組織に共通する思考法や、組織をリファクタリングするための具体的なアプローチを解説しています。この本を読むことで、チームの生産性向上や、より良いソフトウェア開発プロセスを構築するための示唆が得られます。特に、心理的安全性の確保や、コンウェイの法則への言及など、組織開発の本質を捉えた内容は、マネージャーやリーダー必読です。"
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ITエンジニア3年目が今まで読んできた本をまとめる

by Capi on Zenn 2023年6月24日
"マネージャー層だけでなく、後輩との接し方やその成長を促す方法を考える上で非常に参考になる一冊。特にメンタリングの部分では「コミュニケーションとは何か」を深く考えるきっかけとなり、実際に試したことで後輩育成に大きく貢献できた。不確実な時代における組織のあり方や思考法を学びたいエンジニア、特にリーダーシップに関心がある若手にも一読を勧めたい。"
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今年読んだ書籍の読書記録【2022年版】

by Hideharu Nagakura on Qiita 2022年12月31日
"エンジニアリング組織が抱える様々な課題に対し、思考の整理方法やメンタリング、効果的なフィードバックといった、実践的な解決策を提示。大規模開発における組織の複雑性や、技術的負債のマネジメント、チーム間の連携強化など、現代のエンジニアリング現場が直面する問題に対する深い洞察と具体的なアプローチが満載です。特に、組織のパフォーマンスを最大化するためのリーダーシップ論や、個々のエンジニアの成長を促すための具体的な手法は、マネージャーやテックリードに必読の内容と言えるでしょう。"
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ドメイン駆動設計からオブジェクト指向、そしてアジャイル開発まで。関連書籍練り歩きのススメ

by abekoh on Zenn 2021年12月25日
"問題解決がコードのリファクタリングだけに留まらず、人々の思考、組織、ビジネスの構造そのものを変革する必要があると理論的に説く一冊。筆者もその斬新な視点に面白さを感じたと評価。技術的な問題の根源を組織や人の側面から捉え直し、エンジニアリング組織全体を最適化するための深い洞察と実践的なアプローチが得られる。"
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エンジニアに転向して1年で開発チームのリーダーになるまでに勉強したことをまとめる

by Umehara Hodaka on Qiita 2021年12月24日
"現代のソフトウェア開発組織が直面する課題に対し、不確実性への対応や組織のレジリエンスを高めるための思考法と具体的な組織設計の原則を解説している。この本を読むことで、チームリーダーとして組織をより良くしていくための視点が深まり、メンバーが最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を作るためのヒントが得られた。組織開発に悩むリーダー必読。"