はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまでの表紙

はじめよう! 要件定義 ~ビギナーからベテランまで

羽生 章洋

出版日: 2015/2/28

出版社: 技術評論社

ページ数: 184ページ

最終更新: 2024年9月5日

人気スコア: 280

どんな本?

ソフトウェア開発プロジェクトの成功に不可欠な「要件定義」に焦点を当てた本書は、ビギナーからベテランまで、あらゆる開発者や企画担当者にとって実践的な知識を提供する。業務システム開発やアプリ開発において、顧客と開発者の間で認識のずれが生じ、プロジェクトが迷走する原因となる「要件定義」の重要性を説き、その基本的な流れから定義すべき要件の内訳、そして「UI」「機能」「データ」といった3つの要素を具体的にどう定めるのかを、豊富な図解とともに丁寧に解説する。企画の確認、全体像の把握、区分け、技術選定、要求整理といった準備段階から、利用者の行動シナリオ作成、概念データモデル構築、UI・機能・データ設計の詳細、そして要件定義の仕上げとプロジェクトのその後の進め方まで、体系的に学べる構成となっている。本書を読むことで、プロジェクトの初期段階で確実な合意形成を図り、手戻りを減らし、高品質なソフトウェアを効率的に開発するための具体的なスキルとノウハウを習得できる。ソフトウェア開発に携わるすべての人にとって、プロジェクト成功のための必読書と言えるだろう。

この本に言及している記事

Z

『はじめよう!プロセス設計』『はじめよう!要件定義』『はじめよう!システム設計』を読み終えたので整理する

by Kizitora on Zenn 2024年9月5日
"本書では、IFDAM図(Interface, Function and DataStore Application Model)の作成方法を中心に、要件定義のプロセスを解説しています。企画書、全体像、ソフトウェアアーキテクチャなどの準備段階から、利用者の行動をまとめる行動シナリオ、そしてUI、機能、データの三要素を定義するIFDAM図の作成までを網羅。これにより、開発者がシステムを正確に理解し、要件定義のトラブルを防ぐための実践的なスキルが身につきます。記事の対象読者である『はじめよう!シリーズ』の読了者には、要件定義の理解を深めるのに最適です。"
Q

SE 3年目で読んだ技術書52冊

by BinomialSheep on Qiita 2024年5月31日
"要件定義の入門書として定評があり、語り口・内容ともに平易で新人研修と並行して読むのに適している。ブックガイドはないものの、要件定義の基本プロセスを体系的に学べる。不満点はあるものの、要件定義の基本をしっかり押さえたい初学者におすすめ。"
Z

【本の要約: 前編】はじめよう!要件定義〜ビギナーからベテランまで〜

by えびな@プログラマッスル on Zenn 2024年2月17日
"要件定義の準備段階から全体像の把握、実装技術の選定、利用者の行動シナリオ作成、概念データモデルの構築までを網羅。特に、企画意図の確認や全体像の描き方、実装技術を先に決めることの重要性が解説されており、要件定義の迷子になりがちなビギナーからベテランまで、実務で即座に役立つ具体的な手順と理由が明快に示されている。これにより、プロジェクトのスコープを明確にし、合意形成をスムーズに進めるための土台が築ける。"
Z

「はじめよう!要件定義」を読んで、要件定義はじめてみた

by maimai on Zenn 2022年11月22日
"「要件定義未経験エンジニア」の著者が本書を読んで実践した記事であり、ビギナーからベテランまで要件定義の基礎と応用を学べます。本書は、抽象的な概念を「目玉焼き」のような身近な例で分かりやすく解説しており、記事ではそのフレームワークを実際のアプリ開発に適用する過程が示されています。要件定義の準備から成果物の作成まで体系的に学べ、後工程での手戻りを減らす実践的な思考力が身につく点が強みです。「何を実現したいか」を徹底的に考えることの重要性を理解し、開発全体の生産性向上に貢献します。"
Q

エンジニア二年目に自宅学習で使った技術書&Udemyをジャンル別にまとめてみた

by すずき on Qiita 2022年7月19日
"謎の機能を提案してくる事業部担当者に向けて、要件定義の重要性と進め方を理解してもらうために役立ちました。効果的なヒアリング方法や、要求を明確化するためのテクニックが豊富に書かれており、プロジェクトの初期段階での認識齟齬を防ぐのに貢献しました。"