はじめてのOSコードリーディング ~UNIX V6で学ぶカーネルのしくみ (Software Design plus)の表紙

はじめてのOSコードリーディング ~UNIX V6で学ぶカーネルのしくみ (Software Design plus)

青柳 隆宏

出版日: 2013/1/9

出版社: 技術評論社

ページ数: 448ページ

最終更新: 2022年2月27日

人気スコア: 96

どんな本?

本書は、1975年にリリースされたUNIX V6を題材に、OSの基本的な仕組みをコードリーディングを通じて深く理解するための入門書です。UNIX V6は、現代のOSにも通じる多くの基本的なアイディアが凝縮されており、約10,000行という比較的コンパクトなカーネルソースコード全体を網羅することで、OSの全体像を把握できます。具体的には、プロセス管理、割り込み処理、ブロックI/O、ファイルシステム、キャラクタI/O、そしてシステム起動といったOSの中核機能を、デバイスドライバの解説も含めて段階的に紐解いていきます。本書を通して、カーネルのソースコードを読み解くスキルが身につき、コンピュータシステムの根本的な動作原理への理解が格段に深まります。この知識は、新しいOSの仕組みを理解する上での強力な礎となり、コンピュータサイエンスの基礎を固めたいエンジニアや学生にとって、非常に価値のある一冊となるでしょう。

この本に言及している記事

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【全50冊】読んだことある技術書、自己啓発本についてひとこと書きながらひたすら挙げていく。

by hiroms on Zenn 2022年2月27日
"UNIX V6のソースコードを読み解きながら、OSのカーネルの仕組みを実践的に学べます。低レイヤーの技術に興味があり、OSがどのように動いているのかを深く理解したい方にとって、非常に有益な一冊となるでしょう。コードリーディングを通じて、OSの内部構造への理解が深まります。"