グラフ理論入門:基本とアルゴリズムの表紙

グラフ理論入門:基本とアルゴリズム

宮崎 修一

出版日: 2015/6/30

出版社: 森北出版

ページ数: 112ページ

最終更新: 2023年4月11日

人気スコア: 218

どんな本?

実世界の多様な問題を解決するグラフ理論の魅力を、理論とアルゴリズムの両面から網羅的に解説した入門書です。本書では、グラフの基礎、最小全域木(クラスカル、プリムのアルゴリズム)、最短経路問題(ダイクストラのアルゴリズム)、オイラー回路、ハミルトン閉路、グラフの彩色、最大流問題(フォードファルカーソン法)、マッチング(ハンガリー法)といった、グラフ理論の核心となるトピックをコンパクトにまとめました。単なる知識の習得に留まらず、スケジュール作成、ネットワーク設計、経路探索といった実務や日常生活で直面する問題とグラフ理論との関連性を、豊富な例題と図解を通して具体的に理解できます。特に、証明が難しいとされる概念も、数値を当てはめた具体例で解説することで、「わかる」を実感できる点が本書の強みです。グラフ理論の体系的な知識を効率よく身につけたい方、アルゴリズムの応用に関心のある方にとって、最適な一冊と言えるでしょう。

この本に言及している記事

Q

SE 2年目で読んだ技術書45冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2023年4月11日
"学部生が講義の教科書として、または情報系以外の院進学希望者や競プロ初心者が理論的背景を学ぶための入門書として最適。平易な解説と章末問題の解説付きで、1冊目として手に取りやすい。最短経路アルゴリズム(ダイクストラ法)など基本的な内容をカバーしている。ただし、競プロに必要な網羅的な知識や最新アルゴリズムを求める読者には不向きで、より深い学習のためには追加の一冊が必要となる。"