SE 3年目で読んだ技術書52冊
by BinomialSheep on Qiita 2024年5月31日
"情報数学の教科書としては最易レベルで、非情報系卒エンジニアや情報系学部生が計算機科学の基礎を学ぶのに最適。命題論理、集合、写像などを極めて丁寧に解説し、挫折しにくい。情報科学への入り口として、あるいは学び直しのために、丁寧な解説を求める読者におすすめ。"
幸谷 智紀, 國持 良行
出版日: 2020/11/26
出版社: 森北出版
ページ数: 177ページ
最終更新: 2024年5月31日
人気スコア: 532
本書は、コンピュータサイエンスの根幹をなす離散数学の重要トピックを、豊富な例と平易な解説で基礎から実践まで体系的に学べる入門書です。コンピュータを使いこなすために不可欠な「数の表現方法(2進法、補数など)」、「命題と論理演算」、「集合」、「写像」、「関係」、「述語と数学的帰納法」、そして新たに加わった「グラフ」といった、情報数学の必須知識を網羅しています。各章末には例題と演習問題が用意されており、自然と数学的思考力を養い、知識を確実に定着させることができます。特に、数式の扱いに慣れていない方でも、コンピュータ関連の話題と結びつけながら、数学がどのように実社会や技術に応用されているかを実感できるように工夫されています。後半の「グラフ」の章では、アルゴリズム設計やデータ構造の基礎となる考え方を理解するのに役立ち、コンピュータサイエンスの学習を深めたい方にとって、強力な土台となる一冊です。
"情報数学の教科書としては最易レベルで、非情報系卒エンジニアや情報系学部生が計算機科学の基礎を学ぶのに最適。命題論理、集合、写像などを極めて丁寧に解説し、挫折しにくい。情報科学への入り口として、あるいは学び直しのために、丁寧な解説を求める読者におすすめ。"
"セキュリティエンジニアやハッカーにとって不可欠な情報数学(離散数学)の基礎を、例から分かりやすく解説しています。本書を読むことで、暗号理論やアルゴリズムの理解に必要な数学的素養を効率的に習得できます。AIやセキュリティ分野の学習を進める上で、数学的基礎が不足していると感じるエンジニアにとって、強力な学習リソースとなります。"