今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい量子コンピュータの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)の表紙

今日からモノ知りシリーズ トコトンやさしい量子コンピュータの本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)

山﨑耕造

出版日: 2021/1/23

出版社: 日刊工業新聞社

ページ数: 160ページ

最終更新: 2023年4月11日

人気スコア: 218

どんな本?

話題の次世代技術「量子コンピュータ」の基本をゼロから理解するための入門書です。従来のコンピュータとの根本的な違いである「ビット」と「量子ビット」の概念から、量子力学の基礎理論、そして量子コンピュータがどのように動作するのかを、平易な言葉と図解で解説します。本書を読むことで、量子コンピュータの基本的な仕組み、計算能力が飛躍的に向上する理由、そしてその可能性について深く学べます。特に、開発状況や最新の動向、そして将来的にどのような分野(創薬、金融、材料科学など)で活用が期待されているのかといった未来展望まで網羅されている点が強みです。量子コンピュータという難解なテーマに初めて触れる方、この革新的な技術の全体像を掴みたい方にとって、確かな知識の土台を築くための最適な一冊と言えるでしょう。専門知識がない方でも、この技術が社会に与えるインパクトを理解するのに役立ちます。

この本に言及している記事

Q

SE 2年目で読んだ技術書45冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2023年4月11日
"『絵で見てわかる~』と比較して情報が新しく、量子ビットの説明が丁寧。コラムの映画紹介も興味深い。ただし、量子アニーリングの説明は少なく、専門外の著者による記述は一部芯を食わない部分もある。本書だけで量子コンピュータを完全に理解するには敷居が高いかもしれないが、概要を掴むための入門書としては有用。VRの同シリーズと比較検討するのも良い。"