私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書 403)の表紙

私たちはどう学んでいるのか: 創発から見る認知の変化 (ちくまプリマー新書 403)

鈴木 宏昭

出版日: 2022/6/9

出版社: 筑摩書房

最終更新: 2025年4月15日

人気スコア: 86

どんな本?

本書は、教育現場で広がる誤った学習観に一石を投じ、人間の認知や学習の本質を「創発」という観点から解き明かす一冊です。「知識はそのまま身につくわけではない」「ひらめきは突然生まれない」「思考力は安定しない」「練習しても簡単には上達しない」といった、学習における常識を覆す真実を、科学的根拠に基づいて解説します。単なる学習法ではなく、人間の脳の仕組みや、学習プロセスにおける「クセ」を理解することで、より効果的な学び方や思考法へのヒントを得られます。教育関係者、学生はもちろん、生涯学習を実践する社会人、自身の学習効率を高めたいすべての人にとって、目から鱗が落ちるような発見があるでしょう。なぜ私たちは特定の分野で才能を発揮するのか、どうすればより深く、創造的に学べるのか。その答えがここにあります。

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[2024年] スペースマーケットエンジニアに聞いた、おすすめ本(10+7冊)を紹介するよ!後編

by 8zca on Zenn 2025年4月15日
"従来の学習観に疑問を投げかけ、学びの本質を科学的視点から解明する書籍。普段何気なく使っている「〇〇力」といった能力は「虛構」であるとまで述べており、教育のあり方や思考力を育む方法についてのキーワードが興味を惹かれます。お子さんがいる方やマネージャーの方に読んでもらうと、学ぶことの解像度を上げるのに役立ちます。"