HottyDB(次世代型RDBMS)を開発するために読んだ本
by HottyDB on Zenn 2022年10月14日
"SQL言語処理系の実装知識を深めるために参考にした一冊。字句解析から構文解析に至るまでのプロセスが詳細に解説されており、サンプルコードを通じて実践的な理解が深まりました。HottyDBでSQLの構文解析を自前で実装する際、本書で得た知識が基盤となり、言語処理系の複雑な仕組みを自信を持って構築できるようになりました。"
原田 賢一
出版日: 1999/1/1
出版社: 共立出版
ページ数: 374ページ
最終更新: 2022年10月14日
人気スコア: 72
この書籍は、プログラミング言語Cを具体的なモデルとして用い、コンパイラの設計から実現に至るまでの全プロセスを詳細に解説する一冊です。コンパイラの内部構造と、ソースコードが実行可能な形式に変換される際の翻訳技法について深く掘り下げて学べます。単なる理論に留まらず、C言語という身近な言語を通じて、字句解析、構文解析、意味解析、コード生成といったコンパイラの主要な構成要素とその連携を具体的に理解できる点が大きな強みです。本書を読み解くことで、プログラミング言語がどのように機能し、なぜ特定の制約があるのかという根本的な理解が深まります。これは、より効率的なコードを書くための洞察や、デバッグ能力の向上に直結します。また、Domain Specific Language (DSL) の作成や、独自のツールチェイン開発、既存システムにおけるパフォーマンスチューニングといった高度な実務作業にも応用可能な、普遍的な知識とスキルが身につきます。言語処理系に関心のあるエンジニアや、システムの深い層を理解したい開発者にとって、思考を整理し、技術的視野を広げるための貴重なガイドとなるでしょう。
"SQL言語処理系の実装知識を深めるために参考にした一冊。字句解析から構文解析に至るまでのプロセスが詳細に解説されており、サンプルコードを通じて実践的な理解が深まりました。HottyDBでSQLの構文解析を自前で実装する際、本書で得た知識が基盤となり、言語処理系の複雑な仕組みを自信を持って構築できるようになりました。"