ビジュアルでわかる 信号処理入門の表紙

ビジュアルでわかる 信号処理入門

井澤 裕司

出版日: 2023/10/18

出版社: 技術評論社

ページ数: 448ページ

最終更新: 2023年11月24日

人気スコア: 91

どんな本?

信号処理の概念を、豊富なカラー図解で直感的に理解できる入門書です。信号処理はイメージしにくい分野ですが、本書では著者自作の詳細なビジュアルを駆使し、アナログ信号処理とデジタル信号処理の関係性、振動の拡張、複素関数による幾何学的な構造などを分かりやすく解説しています。数式の変形過程も省略せず丁寧に追えるため、自力での理解とトレースが容易です。多数の例題と独習に適した構成により、実力を着実に養うことができます。特に、振動を回転に拡張して3次元空間から俯瞰する視点や、複素関数を幾何学的に捉えるアプローチは、本書ならではの強みです。信号処理の全体像を掴み、その奥深さをイメージ豊かに学びたい初学者にとって、この一冊は必携と言えるでしょう。

この本に言及している記事

Q

おじいさんエンジニアの本棚

by Yuichi Funato on Qiita 2023年11月24日
"信号処理の難解さを払拭してくれる、色彩豊かなビジュアルが豊富な入門書です。数式中心になりがちな信号処理の解説を、豊富な図解と丁寧な説明で分かりやすく学べます。モチベーションを維持しながら信号処理の基礎を習得したい初学者に最適。技術評論社からこのような良書が出版されていることに驚きを禁じ得ません。"