コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 上の表紙

コンピュータの構成と設計 MIPS Edition 第6版 上

David Patterson, John Hennessy, 成田 光彰

出版日: 2021/11/3

出版社: 日経BP

ページ数: 424ページ

最終更新: 2022年9月21日

人気スコア: 60

どんな本?

コンピュータアーキテクチャの古典的名著「パタ&へネ」の第6版、上巻。本書は、コンピュータの抽象化から命令セット、算術演算、プロセッサ設計まで、コンピュータの根幹をなす原理を深く解説します。第6版では、全章に「高速化」の概念を導入し、PythonからC言語、そして並列処理や最新の記憶階層まで、性能向上のための手法を段階的に学べます。各章の「自習」セクションでは、質問に答えることで自己評価が可能。MIPSに加え、RISC-V、ARM、x86といった現代的な命令セットアーキテクチャも紹介され、SPEC2017ベンチマークや最新マイクロアーキテクチャ(ARM A53, Intel Core-i7 6700)の解説、Spectre/Meltdownといったセキュリティ攻撃への言及など、最新のトピックも網羅。Google TPU v1/v3やNVIDIA Volta GPUといったDSA(Domain-Specific Architectures)にも触れられており、クラウドからモバイル、AIまで、現代のコンピュータシステムを理解するための確かな知識基盤を築けます。コンピュータサイエンスを深く学びたい学生や研究者、ハードウェア設計者、システムエンジニアに必読の一冊です。

この本に言及している記事

Q

名刺がわりの愛読技術書16冊

by Dr. Kiyoshi Ogawa on Qiita 2022年9月21日
"大学でコンピュータを教える際の入門書として最適。パソコンから車載コンピュータまで、コンピュータの利用幅広さを紹介し、CPU性能までを網羅している。各項目に演習問題と「誤信と落とし穴」が設けられており、実践的な学習と陥りやすいミスへの注意喚起ができる。MIPSとIA-32の例を併記しており、コンピュータアーキテクチャの理解を深めたい学生やエンジニアに強く推奨される。"