インタプリタの作り方 -言語設計/開発の基本と2つの方式による実装-の表紙

インタプリタの作り方 -言語設計/開発の基本と2つの方式による実装-

Robert Nystrom, 吉川邦夫

出版日: 2023/9/26

出版社: インプレス

ページ数: 776ページ

最終更新: 2023年11月24日

人気スコア: 127

どんな本?

本書は、プログラミング言語の根幹をなすインタプリタの仕組みを、2つの異なる実装を通して体系的に学ぶことができる唯一無二の入門書です。字句解析、式評価、制御フロー、関数といった言語の基本要素に加え、クロージャやガベージコレクションといったモダンな言語で必須となる機能まで、丁寧な解説とともに習得できます。Java(jlox)とC言語(clox)という2つの言語で実装を行うことで、言語開発のコア部分に集中し、基本からパフォーマンスを意識した実践的なテクニック、さらには最適化手法まで、段階的に理解を深めることが可能です。多数のコードサンプルと、思考の軌跡を追えるような構成は、言語開発の複雑さを解消し、コンピュータサイエンスのエッセンスを楽しく学ばせてくれます。言語開発に興味がある方、プログラミングのスキルをさらに磨きたい方、処理系の仕組みを深く知りたい方にとって、まさに必読の一冊と言えるでしょう。

この本に言及している記事

Q

おじいさんエンジニアの本棚

by Yuichi Funato on Qiita 2023年11月24日
"インタープリタやコンパイラに関する書籍が減少する中で、非常に貴重な大作です。言語設計や開発の基本から、2つの方式による実装までを詳細に解説。プログラミング言語の内部構造に深く興味がある方や、自身のプログラミング言語を開発したいと考えている方にとって、非常に有益な一冊となるでしょう。"
Q

個人的に勉強になった本やネット記事

by y-yuu on Qiita 2023年10月15日
"インタプリターの仕組みを理解する過程で、アルゴリズムを考えるスキルも向上させることができる、実践的な書籍です。単なるアルゴリズムの解説に留まらず、具体的な仕組みを解き明かすことで、ソフトウェア開発の根幹に関わる原理原則を体系的に学べます。プログラミング言語の内部構造に興味がある、あるいは自身の開発スキルを一段階引き上げたいと考えているエンジニアにとって、非常に刺激的で学びの多い一冊となるでしょう。"