抽象によるソフトウェア設計−Alloyではじめる形式手法−の表紙

抽象によるソフトウェア設計−Alloyではじめる形式手法−

Daniel Jackson, 中島 震, 今井 健男, 酒井 政裕, 遠藤 侑介, 片岡 欣夫

出版日: 2011/7/15

出版社: オーム社

ページ数: 368ページ

最終更新: 2021年11月27日

人気スコア: 218

どんな本?

本製品は、高度な信頼性が要求されるソフトウェア開発において、数学的根拠に基づいた形式手法を実践するためのAlloy(アロイ)ツールの使い方を、具体的なモデリング事例を通じて習得できる書籍です。「ソフトウェアの欠陥をテストでは排除できない」という課題に対し、Alloyを用いて検証するアプローチを学びます。本書は、形式手法を誰もが実践できるようにすることを目指したAlloyの特性を活かし、「アジャイルで軽量な形式手法」とも言える技術を習得することを可能にします。抽象的な概念を具体的なモデリングに落とし込み、ソフトウェアの設計段階で潜在的な問題を早期に発見・解決するための実践的なスキルが身につきます。これにより、より堅牢で信頼性の高いソフトウェア開発に貢献できます。翻訳書であるため、海外の先進的な知見を日本語で深く理解できる点も強みです。

この本に言及している記事

Q

クラウドが好きな大学生が読んで良さげだった本を紹介する

by Ryota Yamada on Qiita 2021年11月27日
"Alloyを用いた形式手法の入門書でありながら、より一般論としてソフトウェア設計の抽象化について深く学べる。モデル検査のTLA+を学ぶ上でも有益で、時相論理や関係論理についても触れられている。複雑なシステムを数学的にモデル化し、解析するための基礎知識を提供。"