関数プログラミング 珠玉のアルゴリズムデザインの表紙

関数プログラミング 珠玉のアルゴリズムデザイン

Richard bird, 山下 伸夫

出版日: 2014/11/12

出版社: オーム社

ページ数: 288ページ

最終更新: 2021年1月10日

人気スコア: 126

どんな本?

本書『関数プログラミング 珠玉のアルゴリズムデザイン』は、Haskellをツールとして用いて、単純かつ明快な仕様から出発し、最終的に効率的なコードへと洗練していくアルゴリズム設計のプロセスを、珠玉の30問を通じて深く掘り下げます。探索、木、グラフ、文字列照合、計算幾何、組合せ論など、多岐にわたるアルゴリズム問題に対し、関数プログラミングの核である「仕様からの等式論証」を用いて、なぜそのアルゴリズムが効率的であるのかを論理的に導き出す手法を習得できます。これにより、単にアルゴリズムを覚えるだけでなく、問題の本質を捉え、最適な解決策を自ら設計する能力を養うことが可能です。本書は、アルゴリズムの背景にある深い考え方をHaskellの具体的なコードを通して解説しており、実務で直面する複雑な課題に対し、より堅牢で効率的なプログラムを設計するための強力な思考ツールを提供します。関数プログラミングの真価を理解し、高度なアルゴリズム設計スキルを習得したいプログラマにとって、理論と実践を結びつける貴重な一冊となるでしょう。

この本に言及している記事

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プログラミングを独学する上で役に立った本

by Nobkz on Zenn 2021年1月10日
"関数型プログラミングにおけるアルゴリズム設計を専門的に学べる良書。「すごく良い」と評されており、関数型の思考に基づいた効率的かつ洗練されたアルゴリズムの構築方法が理解できる。本書を通じて、純粋関数や不変性といった概念を深く掘り下げ、より堅牢で保守性の高いプログラムを書くための知見が得られる。"