メタバース さよならアトムの時代の表紙

メタバース さよならアトムの時代

加藤 直人

出版日: 2022/4/5

出版社: 集英社

ページ数: 272ページ

最終更新: 2023年4月11日

人気スコア: 218

どんな本?

本書は、Forbes JAPAN「世界を変える30歳未満30人の日本人」にも選出されたメタバースプラットフォームcluster創業者・加藤直人氏が、メタバースの全体像を解き明かす入門書です。GAFAMがしのぎを削る現状から、VRの歴史、背後の思想、そして未来像までを網羅。メタバースの定義、7つの条件、そして「身体性」や「自己組織化」といった重要な要素を、伝説的小説『スノウ・クラッシュ』や「セカンドライフ」「フォートナイト」といった具体例を交えながら解説します。さらに、デジタル資産・NFTの活用、Web3.0、サイバネティクス、VR技術の進化、そしてメタバースにおける新しい経済圏や日本が持つストロングポイントまで、多角的に掘り下げています。特に、アトム(物質)の束縛から解放され、データ中心のバーチャリティ時代へ移行する未来像は、読者に新たな視座を提供します。VR・ARの歴史的発展や、ゲーム、イベント、エロといった応用例、クリエイターエコノミーの可能性にも触れており、メタバースに関心のあるすべての人にとって、その本質と未来を理解するための必読書と言えます。

この本に言及している記事

Q

SE 2年目で読んだ技術書45冊+α

by BinomialSheep on Qiita 2023年4月11日
"日本のメタバース事業を牽引するcluster CEOによる、壮大なビジョンと技術的・ビジネス的な解像度の高さが両立された稀有な一冊。過去から現在、そして未来に至るメタバースの変遷を高品質にまとめている。特に第6章で語られる未来予測は、技術者としてメタバースの将来を考える上で示唆に富む。ITエンジニア本大賞2023ベスト10にも選出された、メタバース分野の必読書。"