実践バイナリ解析 バイナリ計装、解析、逆アセンブリのためのLinuxツールの作り方 (no starch press)の表紙

実践バイナリ解析 バイナリ計装、解析、逆アセンブリのためのLinuxツールの作り方 (no starch press)

Dennis Andriesse, 株式会社クイープ/遠藤美代子

出版日: 2022/1/29

出版社: KADOKAWA

ページ数: 480ページ

最終更新: 2024年5月31日

人気スコア: 206

どんな本?

本書は、バイナリプログラムの基礎から応用までを網羅する実践的なバイナリ解析の決定版です。読者は、バイナリプログラムの構造、マシンコード、データの性質を深く理解するための知識とスキルを習得できます。具体的には、静的解析や動的解析といった基本的な手法に加え、ソースコードがないバイナリプログラムの内容を直接書き換える「バイナリ計装」といった高度な技術まで、リバースエンジニアリングの枠を超えて実践的に学べます。これらのスキルは、セキュリティの脆弱性を狙う攻撃やマルウェアなど、悪意あるソフトウェアの挙動を詳細に解析し、その真の性質を突き止める際に即座に活用できます。特に、Linux環境でのツール作成を通じて手を動かしながら理解を深められるため、実務に直結する応用力が身につきます。対象読者は、セキュリティエンジニア、研究者、ハッカー、ペネトレーションテスト担当者、リバースエンジニア、マルウェアアナリスト、そしてコンピュータサイエンスの学生など、バイナリ解析に興味を持つすべての人です。実践的な手法と具体的な活用例を通じて、セキュリティ分野における深い洞察と技術力を養いたい方に最適な一冊です。

この本に言及している記事

Q

SE 3年目で読んだ技術書52冊

by BinomialSheep on Qiita 2024年5月31日
"CTFのバイナリ解析ジャンルに特化した入門書。特に7章以降はCTFで実用的な内容が豊富で、知りたいことがドンピシャで書かれている。バイナリ解析を深く学びたいという狭い目的に対して、非常に的確な情報を提供してくれるため、この分野を学ぶならまず手に取るべき一冊。"
Z

自分が一年生の時に読んだ本 まとめ

by calloc134 on Zenn 2023年4月8日
"初心者が低レイヤーの動き方、アセンブリ言語、メモリ領域の仕組みを学び、最終的に初歩的なバッファオーバーフローの原理を理解できるようになる。CTFの入門にとてもおすすめで、この一冊でバイナリ解析の基礎を体系的に習得し、セキュリティ分野への理解を深めることができる。初心者でも無理なくPwn分野の第一歩を踏み出せる良書。"