純粋関数型データ構造の表紙

純粋関数型データ構造

Chris Okasaki, 稲葉 一浩, 遠藤 侑介

出版日: 2017/4/28

出版社: KADOKAWA

ページ数: 216ページ

最終更新: 2024年7月9日

人気スコア: 67

どんな本?

命令形言語向けのデータ構造の書籍は数多く存在するものの、関数型言語に特化した解説書は希少です。本書『純粋関数型データ構造』は、そのギャップを埋める唯一無二の専門書として、関数型プログラミングの観点からデータ構造の設計と実装を深く掘り下げます。関数型言語の特性を活かした、効率的で頑健なデータ構造を構築するための理論と実践的なテクニックを学ぶことができます。特に、イミュータブル(不変)なデータ構造を効果的に扱う方法や、再帰的なアプローチによるアルゴリズム設計に強みがあります。これにより、並行処理や並列処理における安全性向上、コードの保守性向上といった実務上のメリットが期待できます。関数型言語の学習者や、より高度で効率的なデータ構造の実装を目指す開発者にとって、必読の書と言えるでしょう。Chris Okasaki氏による、この分野における権威ある一冊です。

この本に言及している記事

Q

技術書?

by Nakayama on Qiita 2024年7月9日
"通称okazaki。Haskellのコードを精読する中で、美しいコードを書くことの難しさを痛感させられた経験を持つ読者もいるかもしれません。データ構造の変化をノートとペンで追いかける作業は、まさに知的探求そのもの。関数型プログラミングにおけるデータ構造の扱いや、その背後にある数学的な美しさを深く理解できます。関数型言語を学ぶ上で避けては通れない、しかし奥深いテーマを丁寧に解説しており、 Haskell や Scala などの関数型言語を深く学びたいプログラマにとって、必読の書となるでしょう。"