フーリエ解析 (理工系の数学入門コース 新装版)の表紙

フーリエ解析 (理工系の数学入門コース 新装版)

大石 進一

出版日: 2019/11/15

出版社: 岩波書店

ページ数: 234ページ

最終更新: 2024年12月8日

人気スコア: 80

どんな本?

本書は、信号処理や画像解析、さらには量子力学といった多岐にわたる分野の基礎となるフーリエ解析を、関数を三角関数の重ね合わせとして表現するという視点から深く掘り下げています。フーリエ級数とフーリエ変換の基本的な概念から、波動方程式、拡散方程式、ラプラス方程式といった物理学や工学で頻繁に現れる偏微分方程式への応用までを網羅的に解説しています。さらに、高度な数学的概念である関数解析へとつながるトピックも紹介されており、理論的な深みを追求したい読者にも対応しています。定評あるロングセラーの信頼性と、新装版としての現代的なアプローチにより、数学的厳密さと応用の広さを同時に習得したい理工系の学生や研究者、実務家にとって、フーリエ解析の体系的な理解を深めるための必読書と言えるでしょう。この本を読むことで、複雑な現象の背後にある数学的な構造を理解し、問題解決能力を高めることができます。

この本に言及している記事

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AI系の研究のために読んだ本メモ

by T_Tsei on Zenn 2024年12月8日
"基礎からフーリエ変換までを、丁寧な式展開と分かりやすい解説で学べる一冊。コラムも面白く、数学的な理解を深めながらも飽きさせない工夫が凝らされています。数学的な知識を体系的に習得したい学生や研究者にとって、非常に有用な入門書です。"